いやしの楽々庵|愛知県岡崎市の心理カウンセリング

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愛知県岡崎市の心理カウンセリング。 辛いを幸せに変える人生の花咲先生、スマイリーの心ひと手間ブログ。

2018年06月02日 11:55  カテゴリ:こんなお悩みにはカテゴリ:スマイリーのつぶやき

真っ暗闇の大学時代・・

一人ひとりの心と人生に笑顔の花を咲かせる花咲か先生こと
心理カウンセラー&セミナー講師のスマイリー米澤です。


私は静岡大学工学部に入学しましたが卒業はしていません。

入学してすぐに下宿で引きこもりになってしまったからです。


今回は今、同じように人生でつまずいている方のために、

少しでも参考になればと思い書かせて頂きました。




切っ掛けは下宿の新入生歓迎会でした。


真面目だった私はそれまでお酒を飲んだ事がなかったので

アルコールの怖さをまったく知りませんでした。

また、人付き合いの苦手は私は部活の経験もなかったので

上級生に対してどう接していいのかも分からず

ただ言われるがまま、どんぶりになみなみと注がれたお酒を

一気に飲みほしてしまったんです。


危険な事を勧めるはずはない!

そう信じていたんですね。(純粋過ぎました)


ところが、歓迎会が終わった時に身体の異変に気が付きます。

まったく身動きが出来なかったんです。(当然です)


心配した先輩達が部屋まで担ぎ上げてくれたのですが

意識がもうろうとしてくる私を見て相当不安になったらしく

しばらくして救急車が呼ばれました。


病院で点滴を受けている時、

カーテンの向こうから

先輩達を叱る医者の声が聞こえてきました。


このまま朝まで放置していたら死んでたかもしれないんだぞ!

おまえら、自分のした事が分かっているのか!!!



幸い生き延びましたが

その日から3日間、まともに食事が摂れず

授業にも出られませんでした。


こんな出来事は大半の人にとっては笑い話かも知れませんが

真面目な私にとってはとんでもない事だったんです。

二日酔いで授業をさぼるなんてありえない行為でした。


その後、授業には出たんですが

周りの同級生の目が自分を軽蔑しているように感じるようになり

ジワジワと苦しくなっていきました。

もちろん勝手な思い込みだったのですが、

コミュニケーションが苦手な私は

それをどうすることもできず、自分で勝手に嵌っていったんです。


そしてある朝とうとう起きられなくなり、授業をさぼってしまいます。

前回と違い、今回は明らかに自己責任での大失態でした。(真面目過ぎました)

この日から出られない授業が一つずつ増えてゆき

半年ほどで完璧な引きこもりになります。


道を歩いていても、すれ違う人から軽蔑されそうな気がして

昼間はほとんど外へ出られませんでした。

夕方、閉店間際のスーパーに駆け込み

急いでパンを買って帰る。そんな生活が始まりました。


行き帰りの道で、後ろから車が来ると

つい車道側へ踏み出しそうになる自分がいました。

部屋では一日中布団をかぶり、泣いていました。

「こんな自分は生きてる価値がない、どうしたら楽に死ねるのか」

そんな言葉が常に頭の中に響いていました。


今思うとあの時なぜ死ななかったのか。

やさしい両親の顔が心の片隅に浮かんでいたような気がします。

子供を思う親の言葉や態度はちゃんと子供の記憶に刻まれ

守護霊みたいに心の片隅から見守ってくれるのかもしれません。


そして3年目のある日、父親が下宿に現れました。

「休学の手続きをしておいたから、家に帰ろう!」

私は素直にその言葉に従いました。

もう、自分ではどうにもならなくなっていたんです。



家に帰ると幸いな事に3か月程で元気になりました。

両親が昔とまったく変わらず、

普通にしていてくれたのがとても助かりました。


学校を休んではいるが、別に大した事ではない。

自然にそう思う事ができるようになり、

自分を必要以上に責めなくなったからです。



普通に戻ったとは言え、

地獄の3年間の記憶がなくなった訳ではありません。

大学へ戻る事は諦めて退学し、

しばらく工場でバイトをしました。

そして、ライン長さんの勧めで専門学校へ入学し、

1年という異例の速さで国家資格を取得し、

医療機器メーカーの開発部門に就職をする事ができました。


大学中退したくらいで人生がダメになる事なんかないんです!(当たり前)


そして、この時の事があったから今

私は心理カウンセラーになっているような気がします。


人生、無駄な事は起きない!

必ずどこかで役に立つ!



学校で人生につまずいている方が見えましたら

参考にしてもらえたらうれしいです。


最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。  

Posted by スマイリー │コメント(0)