いやしの楽々庵|愛知県岡崎市の心理カウンセリング

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愛知県岡崎市の心理カウンセリング。 辛いを幸せに変える人生の花咲先生、スマイリーの心ひと手間ブログ。

2018年06月19日 12:00  カテゴリ:スマイリーのつぶやき

天才とはアンバランスなもの

こんにちは、

一人ひとりの心と人生に笑顔の花を咲かせる花咲か先生こと
心理カウンセラー&セミナー講師のスマイリー米澤です。


志學館大学の谷岡学長が栄和人氏をレスリング部の監督から解任しました。

学長は記者会見で

「よくあれで社会を渡ってこれたな。本当に“アンバランスの権化”」と

栄氏を切って捨てました。

栄氏のパワハラ行為を擁護するつもりはまったくありませんが、天才とは

そもそもアンバランスの権化であり、そのアンバランスを見抜く事もできず

また問題が起きないように指導する事もできなかった点において

谷岡学長もほぼ同罪なのではと思いました。


心理学の用語に「ハロー効果」と言うものがあります。



何か大きな特徴をもっている人を見ると、

それ以外の部分の評価が影響を受けてしまう現象です。


今回の例で言えば、栄氏がもっている天才的な才能にとらわれて

他の部分もちゃんとしているだろうと勝手に思い込んでしまったために

ダメな部分に気づけず、問題の発生を防ぐ事ができませんでした。


そして今はダメな部分に注目が集まり、才能のことを忘れて

排除しようとしています。


ある意味とても理不尽な印象を受けます。


世の中には安易に天才を求める傾向があります。

天才がいればすべてうまくいくと思いがちです。

しかし、天才と言えども人間であり

素晴らしい能力があれば、その分ダメダメな部分もある事を認識し

それをしっかりサポートする必要があります。

逆に、障がい者と言われる人達はその出来ない部分に注目が集まりがちですが

出来る部分を見れば天才的である事があります。


だれもが持っている優れた能力を生かし合い、

できない部分は批判するのではなく補い合える

優しい社会になればいいなと思います。



最後までお読みいただきましてありがとうございました。
  

Posted by スマイリー │コメント(0)