一人ひとりの心と人生に笑顔の花を咲かせる花咲か先生こと
心理カウンセラー＆セミナー講師のスマイリー米澤です。


認知行動療法はうつの心理療法として保険が適用されています。

また、その効果は薬物療法と同程度であるも言われ、

早ければ20回ほどで効果がでる人もみえるようです。



どんなものか簡単に言ってしまえば

「物事の受け止め方や考え方を変える事で心を楽にする方法」ですが、

コラム法やり方が比較的簡単でひとりできるため

セルフケアの一つとしても推奨されています。


ただし、自分がこれまでひとりで試してみた

個人的な感想を述べさせてもらえれば

ひとりで行う事はできますが、

満足のいく結果を得るのは結構難しいのではというのが印象です。


大抵の場合、悩んでいる人は周りからアドバイスを受けているので

頭ではどうすればいいのか、どう考えればいいのか分かっています。

つまり頭では分かっていても心ではそう思えないというが本当の問題なんです。


人間は一度感情のスイッチが入ってしまうと、それをOFFにするか

またはそれ以上に強い感情が沸き上がる出来事がない限り

別の考え方に切り替えることは出来ません。


カウンセリングの場で認知行動療法を行う場合、

患者の苦しい胸の内とかをカウンセラーが受け止めてくれるので

一時的にでも感情のスイッチがOFFになります。


この状態で新しい考え方に目を向ければ

思考パターンを変えられる可能性は高まりますが、

自分ひとりでワークに取り組む場合

カウンセラーがいないので感情のスイッチがOFFにならず

新しい思考パターンに切り替えることは難しいのです。


そこで、少しでも効果を上げる方法として

私がやっているスマイルカウンセリングの手法の一部を

ご提案したいと思います。


スマイルカウンセリングは基本的にセルフカウンセリングなので

カウンセラーがいなくても効果がでるように出来ています。

その基本になるのは「人はすべていい意味で多重人格である」という考え方です。


心の構造は意識と潜在意識の2重構造ですが、

潜在意識は意識の何十倍も何百倍もあります。

これは潜在意識が今までに出会った人達で出来ているからです。

つまり、潜在意識の中の誰かにカウンセラー役をしてもらえばいいのです。

しかし潜在意識が勝手にカウンセリングをしてくれる事はまずないので

ちょっとした手順が必要です。


それは、カウンセラーが患者の思いを受け止める時に使う言葉
を唱えるという方法です。

「そうか、そう思ってたんですね・・」


自動思考記録表（コラム）の「気分」のところに記入した自分の思いを眺めながら

この言葉を唱えると、潜在意識は自動的にカウンセラー役になってくれます。

そして、思いを受け止めてもらえた悩める自分は癒され、

感情のスイッチがOFFになります。


ただしここでOFFになる感情はあくまで「気分」のところに記入されたものだけです。

潜在意識の中にある感情もOFFにするためには別の手順が必要です。

ご興味があればスマイルカウンセリングとはをお読みください。



最後までお読み頂きましてありがとうございました。